~ 37:曼荼羅~





古代インドの仏教が「世界」を描いたという 曼荼羅

「世界」…地上・すべての国家・海と陸・ひとびと…


英語だと  World 
もひとつ  Universe  …宇宙全体・この世

サンスクリット語 「mandara」は
Universe + 森羅万象・精神世界を含む「すべて」であるという



MANDARA    にそっくりな図柄を
MANDERBLOT  氏の計算式が描く 
こんなところが 妙に意図的

マンデルブロは「自然」を描く
    ↓
 自然は世界
    ↓
  世界は…MANDARA

――真理であるとき
 ロジックは 言葉遊びと 同じになれる


曼荼羅。
宇宙と 森羅万象と 精神世界 全部一体の「もの」


あぁ――
もしかしたら 曼荼羅世界は 意識の中にあるのかしら

たとえば
芝居のセットがあって
 人々が暮らし
 時代はいつで
 森の向こうは果てしない荒野

それは監督の心の中にある「世界」
それは監督の心の中にしかない「世界」

監督が「いややっぱ、森の向こうは海にしよう」と言えば
その世界で森の向こうは海になる

役者たちはみんな 森の向こうは海だと思う
人々は海を描き 海に憧れ 海の気を吸う

それは監督の心の中にある「世界」
それは監督の心の中にしかない「世界」



世界はどこにあるのかしら

宇宙の果てはどうなっている?
  それは「舞台セットの裏はどうなっている?」
  ――どうでもいいことかもしれない

世界の未来はどうなっていく?
  それは「芝居の結末はどうなっているか?」
  ――とっくに知れてるのかもしれない

世界はどこにあるのかしら

  神の心の中に描かれた「世界」?
    それとも
  人々の意識の中に語り継がれた「世界」?
    それとも
  それらはみんな 同じもの?


監督は「この芝居はやめだ!」なんて言うかしら
そしたらセットは取り壊されて 跡形もなく消えるかしら
集った役者は四散して 役を求めて漂うのかしら



曼荼羅 ―― 世界は意識の中にある

  ただとりとめのない空間に岩の塊が浮かび
  原子は物理法則に従った 運動をただくりかえす

本当はそんな世界があっただけ

100万光年の光が綾を織り
100万ベクレルのパワーが螺旋ワルツを踊る

無為の世界がただあっただけ



  人が思う宇宙は 意識が生みだした奇跡
  煌めく真空のあぶく
   でも
  誰も意識しなければ
  セットのむこうはただ漠然と 時の砂漠
  

  人が思う …そこに「宇宙」が描かれ生まれ出る
  意識が描く …そこに「世界」が描かれ華ひらく


  意識よ 生まれ育て 繚乱の花咲き誇れ
  幼いひと時の 現代(いま)この学び舎に
  アインシュタインが世の様を語るだろう
  ――宇宙に満ちる深い記憶の扉を叩き

  意識よ 生まれ育て 描き世界を形作れ
  遣わされたマンデルブロが
  古代美術のありかを示すだろう
  ――宇宙を浸す神の意のありかを



やがて変幻するこどもたちが まどろむ
いま 揺りかごは曼荼羅

意識の暁光が差し込み
そこに「世界」が生まれるのかもしれない


神の手の中に
神の意の中に

――人々の意識の中に






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